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ループアニメーションするプロシージャルテクスチャの作り方【Blender / シェーダー】

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ループアニメーションするプロシージャルテクスチャの作り方を紹介する。

プロシージャルテクスチャは、そのままではループアニメーションになっておらず、ループが終わるたびに動きがカクついてしまう。

特にループエフェクトを作る時に困るので、これをループ化させる。

ノード

Aのテクスチャと、Aの終点が一致するBのテクスチャを、ループ終点までにクロスフェードするようにミックスすることで、切れ目なく動きが繋がるようにしている。

  1. Aテクスチャ
    • 値入力ノードの入力欄に「#frame」と入力することで、カレントフレームを得る。
    • 数式[剰余]で、指定のフレーム範囲を繰り返す。
      (0~30→0~30→0~30…のように。
      剰余(切り捨て)でも剰余(床)でも変わらない?)
    • そのままでは高速で動いてしまうので、0.01分を乗算することで、値を小さくする。
    • これを、動かしたい値に接続する。
      今回は、ノイズテクスチャのWに接続する。
  2. Bテクスチャ
    • Aテクスチャのノード群をコピーする。
    • 剰余の値は、フレーム範囲分だけ減算する
      これで、フレーム範囲分だけ前の状態のテクスチャを得る。
      これ以外は変えないこと。差異があるとうまくループせずバレてしまう。
  3. AとBをミックス
    • AとBをミックスノードで徐々に切り替える。
    • 剰余の値をフレーム範囲分で割ることで、0.0~1.0の値にし、これをマスクに使う。

基本の原理は普通のループ動画の作成方法と似ている。

AとBを画像に置き換えて確認してみるとわかりやすい。
(記事冒頭の動画では、わかりやすいように位置Xに値を入力している)

参考

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