ユーザープロパティ

ユーザーがプロパティを作成できます。
プロパティを利用した高度な処理を行うことができます。
上級者向けです。

  • アドオンとして書き出しした際には、共に書き出されます
  • ユーザープロパティリストを、ファイルに書き出し・読み込みができます

ユーザープロパティを利用できる機能

  • “コマンド”タイプ内のコード
  • “プロパティ”タイプ
    • uprop(“var_name”)のみの場合は、ユーザープロパティをメニューとして表示します。
  • “マクロ”のライン

上記の機能のコード内で、ユーザープロパティを活用できます。
(それ以外の機能ではサポートされていません)

利用できるタイプ

タイプ説明
bool真偽
string文字列
int整数
float浮動小数点

上記のプロパティタイプが利用できます。

その他の設定可能なデータ

種類説明
var_name内部で使うプロパティの変数名
固有名
空白は利用できません
defaultプロパティの初期値を設定します
アドオンとして書き出した時に利用されます
nameプロパティの名前
descriptionプロパティの説明
subtypeint・float・stringのデータの種類を設定できます
unitint・floatのデータの単位を設定できます
minint・floatの最低値を設定できます
maxint・floatの最大値を設定できます

アドオン内での使い方

uprop(“var_name”)

上記のようなコードをプロパティとして利用できます。
var_name に自分で設定した文字列が入ります。

例:指定の数値で移動するコマンドを作る

bpy.context.object.location[0] = uprop(“loc_x”)

“loc_x” という名前のFloatプロパティ(小数点のある数字)のユーザープロパティを作って、上記のようにコマンドに利用することができます。
このコマンドでは、アクティブオブジェクトのX座標がloc_xの数値と同じになります。

(ちなみに、” = “ではなく” += “にすると、数値が加算されます)

アドオン外部からアクセスする場合

bpy.context.preferences.addons[‘customize_menu_editor’].preferences.customizemenu_colle_uprop[‘var_name’].bool

アドオン外部からアクセスするには上記のように書く必要があります。

  • ‘customize_menu_editor’ の箇所はCustomize Menu Editorのフォルダ名
  • ‘var_name’ の箇所は取得したいデータの変数名
  • ‘bool’ の部分はプロパティのタイプ