![](https://bookyakuno.com/wp-content/uploads/2023/03/20230328165624_1.jpg)
ルーンを使い始めたので、各カード紹介や泉を回す際の注意点などを書く。
デッキ紹介はこちら。
もくじ
基本
- ルーンのターン終了は、必ずバトルフェイズを選ぶ。
- フギン・ゲーリをいつでも出せるように、EXは開けておく。
- 泉ドローはこまめに引いていい。大量ドローしようとして無意味にルーンを大量消費しない。
ルーン速攻魔法
![](https://bookyakuno.com/wp-content/uploads/2023/03/20230328165634_1.jpg)
カード名 | 除外枚数 | 効果 |
---|---|---|
穂先 | 1枚 | ルーンカードのサーチ。 |
輝く炎 | 2枚 | 相手の特殊召喚モンスターの破壊。 |
凍てつく呪い | 3枚 | 相手のモンスター効果を無効。 |
破壊 | 4枚 | 相手の魔法罠の破壊。 |
まどろみ | 3枚 | 場のモンスターに1度の破壊耐性と攻撃不可を付与。 |
黄金の雫 | 4枚 | 相手が1枚ドロー。 |
解呪 | 2枚 | 相手サーチ/ドロー/墓地回収等した時、手札をランダムハンデス。 |
怒れる嵐 | 1~12枚 | 相手フィールドのカードの数までデッキ除外。 |
ルーンモンスター召喚には、解呪・怒れる・黄金あたりの使いづらいカードを使って、他のルーン速攻魔法は妨害に使用したい。
ルーンのターン終了は、必ずバトルフェイズを選ぶこと。
次の相手ターンでルーンカードを使わなければ、その次の自分のターンにバトルフェイズで攻撃という択を取れる。
慣れないとついエンドフェイズの方を押してしまうので、使っていくうちに覚えていくしかない。
穂先 (1除外、サーチ)
ルーンカードのサーチ。
全てのルーンカードの代替になる上、泉も直接サーチできるので強い。
墓地にルーンカードが貯まるので、泉で多くドローできる点も優秀。
余裕がある穂先サーチでは、無難な妨害である輝く炎をサーチしたい。
輝く炎 (2除外、モンスター破壊)
相手の特殊召喚モンスターの破壊。
ルーンはこれ以外のモンスター除去手段が乏しいので、貴重な妨害。
凍てつく呪い (3除外、効果無効)
相手のモンスター効果を無効。
単なる泡影だが、安定した妨害なので有用。
破壊 (4除外、魔法罠破壊)
相手の魔法罠の破壊。
デッキ削り枚数も多く、使えればシンプルに強い。
「破壊」という名前なのに輝く炎のようなモンスター破壊ではないので紛らわしい。
まどろみ (3除外、破壊耐性付与・攻撃不可)
フィールド(自分相手問わず)のモンスターに1度の破壊耐性と攻撃不可を付与。
自分のモンスターにも打てる点が偉く、自分のフギンに当てて泉を回すことができる点が優秀。
ちなみに、バグースカの破壊は効果破壊ではないため、まどろみで維持することはできない。
黄金の雫 (4除外、相手が1ドロー・デッキ破壊)
相手が1枚ドロー。
合計5枚削れるので、デッキ破壊カードとして終盤に活躍する。
いつでも打てる点が偉い。相手盤面に何もない状況でも泉を回せる。
相手に1ドローというアドを送ってしまうので、できるなら完全にロックが決まったあとに使いたい。
特に相手がドローゴー戦法をしてくるなら、相手エンドフェイズにこれを発動することで相手の手札を7枚にして、手札枚数制限で余計に捨てさせるという疑似ハンデスをすることができる。
解呪 (2除外、ハンデス)
相手サーチ/ドロー/墓地回収等で、手札をランダムハンデス。
条件が受動的なので打ちにくい。黄金と合わせれば能動的に利用できる。
受動的かつ不確定な妨害なので、ルーンカードの中では一番弱いカードに思う。
怒れる嵐 (1~12除外、デッキ破壊)
相手フィールドのカードの数までデッキ除外。
除外枚数は自分で決められるので、最後のデッキ削りの詰めに使える。
ルーンモンスター
フギン (泉サーチ・破壊肩代わり)
![](https://bookyakuno.com/wp-content/uploads/2023/12/20231202055402_1.jpg)
- 召喚時に1手札コストで、泉をサーチ。
- 自身以外のカードの破壊肩代わり。
チェーンして発動できるので羽根やライストから泉や永続罠を守れる。
☆2という点が偉く、スプライトと合わせることができる。
スプライトに寄せなくても、他の☆2とエクシーズ召喚しつつEXを開けて、ギガンティックからイピリア1ドローが狙える。
フギンの破壊肩代わりが使えない状況
フギンも破壊される全体破壊には対処することができない。
(サンダーボルト・ブラックローズドラゴン・暗転など)
スキルドレイン状況下では、フギンの効果も無効化されているため、効果を使用できない。
EXゾーンがゲーリやリンク体で埋まっている場合、フギンを出すことができない。相手からしたら、攻撃してゲーリを召喚させてから羽根を打つ、というプレイングができるので、なるべくゲーリは置きたくない。
特にブラックローズドラゴンは致命的なので、☆7シンクロが成立するのが見えたらその前に止める必要がある。
フギンに泡影対策
フギンに泡影は、基本的に回避手段がない。
フギンの泉サーチに泡影されることがかなり痛い。
実質手札2枚ハンデスなので、これが通らないと残り3枚で戦わなければならない。
そのため、止められるのを込みで手札から落とすカードを強いものにすることで擬似的に対策する。
(メタモルフォーゼフュージョン墓地効果で1ドロー・モルクリケットでナチュルシンクロ時に蘇生など)
その他
一応泡影だけをケアするなら、相手ターンに相手の場が埋まってからフギンを召喚することで、泡影だけはケアできる。
(うららを持たれていたらやはりどうしようもない)
泡影受け代わりの他のギミックを採用すればマシになるが、そうするとルーンの強みであるモンスター効果メタが効きやすくなっていしまうのが難点。
ゲーリ (墓地泉回収・壁)
![](https://bookyakuno.com/wp-content/uploads/2023/03/20230328165703_1.jpg)
- 召喚時に墓地の泉・誑かしを回収、
- 効果破壊耐性。
- 自身の戦闘破壊時、相手のカードを1枚破壊。
効果破壊耐性がある上バトルフェイズに出るため処理しづらく、相手はゲーリを戦闘破壊せざるおえない。
自爆特攻することで後攻捲りに使え、ルーン魔法1枚を相手の盤面1枚除去できるカードとして扱うことができる。
墓地の泉・誑かしを回収できる。
推理ゲート型ルーンで、墓地に泉を落としてから回収する動きができる。
もし泉が除去された時でも、除外やデッキバウンスとかでなければ次ターンにゲーリで回収できる。
やっぱり殴りません詐欺がつらい
相手が直接攻撃 → 自分がゲーリ召喚 → やっぱ戦闘するのやめた → メイン2にて、EXがゲーリで埋まった状態で羽根 → 魔法罠全破壊……という択が取れてしまう。
この裏目があるため、極力ゲーリは出さず耐えられるならライフで受けたい。
ムニン (☆3 2000の壁)
![](https://bookyakuno.com/wp-content/uploads/2023/03/20230328165706_1.jpg)
- 召喚時に1手札コストで、誑かしをサーチ。
- ルーンカードやセット魔法罠を対象にしたカードの発動時、自身を除外して発動無効破壊。
- 毎ターン1000回復(強制効果)
フギンのようにチェーン召喚して魔法罠除去を阻止できるカードではないので注意。
盤面ロックが決まったあとに低級モンスターで殴り続けられることを阻止できる。
最近ではビーステッドやクシャトリラなどのポン出しできる高打点モンスターが多いので、活躍機会は少なめ。
フレーキ (☆5 2000の打点)
![](https://bookyakuno.com/wp-content/uploads/2023/12/20231202055541_1.jpg)
- 戦闘を行う時に2枚除外(攻撃してもされても)。
- このカードでの互いの戦闘ダメージは0になる。
- 戦闘効果破壊時、墓地のルーン速攻魔法を回収。
攻撃表示の壁として、アーゼウス成立阻止ができる。
低ランクエクシーズであれば打点2000以下のことも多いので、他にモンスターを置かなければアーゼウスになる難易度が上がる。
ゲーリよりも嬉しい点は、下級の攻撃を止められる壁になりつつ、墓地速攻魔法のリソース回収ができること。
壁 + 盤面除去より壁 + リソース回収を優先したい時に選択肢となる。
ただ、やはりゲーリの盤面除去が優先されがちなので、フレーキを出す機会はあまり多くはない。
ルーンの泉の使い方
![](https://bookyakuno.com/wp-content/uploads/2023/03/20230328165624_1.jpg)
ルーンは泉にうららを当てられることが致命的なため、意識してケアしたり、うまくリソースを温存しておく必要がある。
常にうららの裏目を考えて泉を回すこと。
うららで止まったり泉破壊を阻止できかったのが原因で負けた試合は、ちゃんとそれらを注意して回せていたか思い返してみるとよい。
常にルーンを1枚温存しておく
常にルーン速攻魔法を1枚温存しておくこと。
これがルーンにおいて最も重要なプレイングの1つ。
そうすることで、フギンでの泉破壊阻止やゲーリでの戦闘阻止のために備えておくことができる。
また、もし泉にうららを打たれたとしても次のターンでドローすることができる。
次ターンでもルーン速攻魔法を発動できれば、結局はドロー枚数は変わらない(違いは自ターンに引いたカードを即使えるかだけ)。
無理に多い枚数の泉ドローをしない
大量ドローしようとして無意味にルーンを大量消費しないこと。
今有効なカードを引けないと確実に死ぬという時以外は大量ドローを狙うのは控えた方が無難。
なんなら1枚ドローでもいい。
泉の素引きはうららケアできる
穂先or泉の素引きで、うららをケアしながらドローできる。
制限改定(2023-12-05)での泉制限により、これは不可能となった。
- 穂先で泉をサーチする。
- 泉を発動する。
- 適当なルーン速攻魔法で、フギンを召喚する。
- ①泉効果、②フギン効果としてチェーンを組む。
ドロバケアはできる限りする
ドローフェイズにフギン召喚泉サーチ・泉ドローは、できるかぎり行いドロバをケアすること。
名推理のような他に特殊召喚するカードがある場合は、チェーンGで1ドロー回避したいので、ドロバケアはしない。
デッキ破壊について
序盤は、デッキ破壊は気にしない。
まず相手の展開を止めきる必要がある。
除外したカードから相手のデッキの情報が見れるので、「有効な永続罠を残して腐っている方は手札コストにする」などのプレイングができる。
中盤は、ルーンカードの妨害効果をなるべく使うように心がける。
召喚効果ばかり使っていていてはデッキ破壊できないので、LOという勝利が遠のく。
終盤は、相手デッキ枚数とルーンカードでの除外枚数がうまく合うように考えて使う。
順調に運べば、相手の攻撃を受け切るよりLOを狙える段階まで来ているはず。
黄金の雫での5枚デッキ破壊が強いので、ロックが決まっているならなるべくこれを打ちまくりたい。
怒れる嵐は枚数を好きに決められるので、最後の詰めに使いやすい。
残り相手デッキ枚数が少ないと除去効果が使用できない
速攻魔法の除外枚数が相手のデッキ枚数より少ないと、速攻魔法の除去効果が使用できないので注意。
相手にとっては大きな攻め時である。
残り枚数と使える速攻魔法をよく確認し、できるなら自分ターンに0枚にしきること。
自分のデッキ枚数にも注意
ルーンは毎回長期戦デュエルが前提の試合となる。
推理ゲート型や強貪採用だと、自分がデッキ切れで負けるということもありえてしまう。
中盤以降で強貪等を使うかどうかは、よく考えること。
永続罠
ルーンはモンスターに依存しないので、縛る永続罠を好き放題使うことができる。
割拠がある状況で自分も他のモンスターを出してしまうと、フギンで破壊から守れない状況になる点は注意。
1体棒立ちの相手モンスターは除去しない
割拠などがある状態でロックが決まるモンスターを相手が召喚したのなら、なるべくその1体を除去しないのも重要。
また、自爆特攻させないように高打点を攻撃表示にしない。
無意味なモンスターを場に釘付けにしておくことで、相手は展開できなくなる。
ただ、ビーステッドやクシャトリラなどを生贄召喚セットすることで解除できてしまう点には注意。
永続魔法罠の種類
カード | 効果 |
---|---|
スキルドレイン (場の効果無効) | 自分のフギン破壊耐性やゲーリ墓地回収が使えなくなる点は、よく気をつけておく必要がある。 メタ対象:全テーマ |
群雄割拠 (種族縛り) | 種族不統一なテーマに刺さる。混合デッキにも刺さる。 「メインデッキが種族統一でも汎用EXを使った最終盤面は種族別々」というテーマも割とあるので、後手捲りにも使える。 メタ対象:烙印・ティアラメンツ・VS |
センサー万別 (同種族不可縛り) | 種族統一デッキ全般に刺さる。 割拠とは逆に、EX展開系だと後手で貼っても効果が薄いこともよくある。 メタ対象:サイバース系・斬機・クシャトリラ・相剣・ラビュリンス・ドラゴンリンク・ふわんだりぃず |
御前試合 (属性縛り) | モンスターごとに属性が分かれているテーマに刺さる。 割拠と同じく、後手まくりで刺さるときがある。 メタ対象:相剣・クシャトリラ・PUNK |
超古代生物の墓場 (6以上のモンスターの効果発動不可・攻撃不可) | あくまで発動不可なので、召喚時効果などは事前に発動しておかないと止めることができない点は注意。 エースモンスターの動きを止めることはできるが、モンスターの横並びはでき、展開は全部通るのが困り所。 リンク・エクシーズテーマには無力。 メタ対象:相剣・烙印・ラビュリンス・ティアラメンツ |
カイザーコロシアム (自分のモンスター数以上にモンスターを出せない) | 自分の場に1体モンスターを出しておく必要がある。 自分の場に1体維持する必要があるので、そのためにルーンカードを割く必要も出てくる。 相手ターンに展開してくる系のデッキには、後手まくりとしても使える。 メタ対象:展開型全般。ティアラメンツ・スプライト・PUNK・ふわんだりぃず |
平和の使者 (1500以上攻撃不可) | 展開は一切縛れないのは弱いが、殴られる心配がなくなる。 メタ対象:全テーマ |
五虹の魔術師 (魔法罠をセットしなければモンスター効果発動不可・攻撃不可) | 機能すれば非常に強い縛りとなるが、1枚でも伏せられると瓦解してしまう。 コズサイ・アーティファクトムーブメントなど、相手のバックに触るカードを多く積む必要がある。 専用構築が必要。 メタ対象:全テーマ |
サモンリミッター (1ターンでの召喚は2回までとなる) | このカードの発動前も召喚回数は数えられているので、相手の3回目の召喚効果にチェーンして発動すれば止めることができる。 そのターンでの展開は止めることができるが、ターンを重ねるごとにモンスターは残って増え続けるのが欠点。 メタ対象:展開系 |
次元の裂け目 (墓地にいくモンスターを除外) | 墓地利用デッキに強い。 展開を止めるカードなので、相手の展開が通りきった後手で貼ってもほぼ無意味なのが欠点。 メタ対象:サイバース系・斬機・ティアラメンツ・ドラゴンリンク |
シンクロ・ゾーン (シンクロモンスター以外攻撃できない) | 実質シンクロデッキ以外の完全攻撃無効となる。 平和の使者などと違い、奇襲性がある点が強い。 ただ殴れなくなるだけで行動が縛れないのが欠点。 メタ対象:シンクロデッキ以外 |
うららは「使わせる」のがベスト
うららに対しては、墓穴などの誘発メタカードを入れて対処するのではなく、食らって乗り越えていくのがベストである。
強貪などの壺のような、直接展開には影響しないが引かれたら嫌なカードを先に使ったりする。
ルーンと同じく、うららがピンポイント妨害となるテーマと絡ませることで、それを誘発避けとして使う方法もある(召喚獣や烙印・スプライトなど)。
ただ、混ぜものを入れると引けるルーンカードが薄くなったり、G・モンスター効果無効受けが悪くなったりするデメリットもある。
墓穴の指名者
墓穴は誘発対策札として有用ではある。
しかし、逆に誘発ケアとしてしか有効に使いづらいため、あまり入れたくない。
また、Gもうららもきつい一般的なデッキに入れる価値は高いが、ルーンはうららしかピンポイントで刺さらないので価値が薄い。
対面
ラヴュリンス
- 盤面除去の城や、除去系通常罠でバックを触ってくるのに対応しきれないことがある。
- 墓地ビックウェルカムで泉をフリチェバウンスされる。
- 剣姫の闇デッキサーチで終了が見えている。
- ラヴュリンスは永続罠が比較的刺さりづらい。
- スキドレ下でも動けるので、刺さるのはセンサー・超古代生物の墓場くらい。
- 剣姫が対象耐性なので除去しにくい。
クシャトリラ
- クシャトリラは、フェンリルで無限殴りしてるだけで永続罠や泉が剥がされる。
- 特にバースでのフェンリル無限供給と、自分ターンでの泉回しの否定がきつい。
- (チェーン処理の関係上、自分のターンにて泉で指定した墓地のルーン魔法は、非ターンプレイヤーのチェーン発動するバース効果で除外される。逆に相手ターンでは泉が後になるので、泉ドローができる)
- 回ったらシャングリラ + ディアブロシスが立ってほぼ負け盤面となる。
- 突破には泡影 + 輝く炎 + 泉アクセスが必要。
フェンリルに泡影や凍てつくなどの効果無効を当て続けること。
バトルフェイズ開始時に、フェンリルが攻撃宣言する前に輝く炎で破壊するとよい。
バトルに入れば他のクシャトリラを召喚されて殴られる危険性がない。
フェンリルを召喚されたらすぐさまチェーンON設定にするプレイングが必要となる。