2024年1月のシーズンでマスター1に到達した、純ティアラを紹介する。
(到達したのは超重武者新規追加前の環境)
今のティアラが純でどこまでいけるのか気になったので、純ティアラでマスター1を目指した。
普通に強いし、回していて楽しい良デッキだった。
もくじ
採用カード
落ちて即妨害になるカード
「落ちてさらに展開が伸びる」カードを入れている暇はないと考え、落ちて即妨害になるムドラ/ケルドウ/シラユキを採用している。
(ジェットやフォンリーのようなチューナー・シャドールなどは不採用)
ムドラ/ケルドウは、現環境ではもう弱いのでは?と少し思っていたが、そんなことはなく、フリチェで墓地利用を3枚も否定できる・墓穴も回避できるというのは、十分今でも強かった。
ティアラが苦手寄りな烙印に対して強いのもよい。
デストルドー
落ちて嬉しいカードのその他には、デストルドーを採用している。
☆7のシューティングライザーを作って、ムドラ/ケルドウ/シラユキを落として墓地妨害とする。
☆7であるフェンリルやティアクシャがいればバロネスになる。
先手でも後手でも活躍機会がある点が偉い。
後手では、デストルドーを使ってサイコエンドを出す。
サイコエンドは、烙印やクシャトリラへの対策としたり高打点でワンキルもできたりして、感触は良かった。
後手用カード4枚採用
三戦が2枚・超融合が2枚入っている。
どちらも先攻でも活かすことができるカードなので、かなり感触は良かった。
墓穴2枚
大抵のティアラ構築では、誘発貫通できる・G止まれる・墓穴自体は落ちて弱いなどの理由から墓穴は不要、という見解が多い。
しかし、Gを受けて弱い盤面でターン渡して負ける、誘発貫通できない手札で0妨害で負ける、という試合があまりにもったいなく感じてきたので、途中から採用した。
その他
結界像型にしていた名残りでクロシープが入っていたが、不要かも。
結界像型ティアラも決まれば強いのだが、上振れすぎるし普通の妨害でも勝てるので、途中からやめた。
かわりに、後手用でブラックローズドラゴンや、ドナ・トロイメアケルベロスとかはありかも。
構築変更候補
■ グリーフ3枚採用。
2枚初動が増え、誘発貫通ができ、ティアラ濃度が濃くなりレイノ自己蘇生を期待できる。
■クライム2枚採用。
素引きして妨害になるのと、 クライムが落ちやすくなってビーステッドで除外されたティアラを回収できる。
ビーステッドが多すぎる環境ならそもそもティアラは使わない方が良いが、どうしてもティアラで抗うならありかも。
■ 汎用捲り札
現状でも十分勝ててはいるので、メインギミックの強化より苦手対面への汎用札によるピンポイントな対策を厚くするのも手か。
三戦や超融合の3枚目や、皆既日食の書はよさそう。
皆既日食の書は烙印にもクシャトリラにも効く。場に釘付けにしたまま複数の妨害を1度に黙らせることができる。
最終盤面
このデッキにおいては、墓地肥やしから落とした墓地妨害と、ティアラ罠を構えるのを目指す。
基本の妨害
- ルルカロス
- 特殊召喚効果の無効破壊。
- メタノイズ
- 1体裏側化 + 墓地融合からのドラゴスタペリアで1効果無効。
- 墓地のムドラ/ケルドウ/シラユキ
- ムドラ/ケルドウで、フリチェで墓地3枚デッキ戻しや誘発の墓穴ケア。
- シラユキで、フリチェで裏側化・ワンキル阻止。
追加妨害
バロネスやカレイドハート・クライムなどはほぼ出ない。
- サリーク
- 1効果無効(永続的)。
- ビーステッドやクシャという高打点が追加されてから、あまり信用ならない。
- クライム
- 1万能無効デッキバウンス。
- 手札モンスターコストを要求するので、あまり構えないことが多い。
- ムドラケルドウを素引きしている場合は、メタノイズよりクライムを選ぶことがある。
- 墓地効果の方が活躍機会が多い。
- 超融合
- 使えれば絶対に通る最大2体除去。
- 素引き前提。
- シューティングライザー
- ムドラ/ケルドウ/シラユキの妨害の追加。
- 相手ターンにバロネスになって1万能無効。
- ペルレイノ
- ラグのあるなんでも1破壊。
- リダンやムドラ/ケルドウで起動したい。
- リダン
- フリチェ融合からのドラゴスタペリア。
初動
- レイノハートor副葬or増援
初動であるレイノハートと、レイノハートにアクセスできるカード、ティアラ+グリーフや、ランダム墓地肥やしからのティアラ落ちでの融合で、キトカロスを出せることが初動となる。
最初に落とすティアラについて
基本的には、レイノハート > シェイレーン > キトカロスのようにする。
ただ、手札に他のティアラモンスターがいない場合は、キトカロスからティアクシャサーチの展開をするしかない。
デッキ内に1枚しかないハゥフニスを10枚落として当てる必要があり、ルルカロスが出しにくくなる。
そのため、落ちる確率の高い2枚採用のシェイレーンを温存して、ハゥフニスを先に使う考え方もある。
レイノハート + シェイレーン + モンスター1枚
レイノに加えて、シェイレーン+モンスター1枚の場合、レイノハートで落とすモンスターはハゥフニスにする。
もしハゥフニスにビーステッドを食らったとしても、リダンで展開できる。
展開ルート
- レイノハート効果でハゥフニスを落とし融合効果を発動する。
- ハゥフニスにビーステッドをもらう。
- シェイレーン自身効果で特殊召喚する。
- レイノハート+シェイレーンでリダンX召喚する。
- リダン効果でシェイレーンを吐く。
- シェイレーン効果で墓地融合し、キトカロスを召喚する。
レイノハート + 副葬
副葬を引いていれば、トリヴィカルマから誘発の貫通ができる。
キトカロスに抱擁を受けた場合
- 副葬 > トリヴィカルマ > グリーフ > シェイレーン召喚・キトカロス墓地送り。
レイノハート効果に泡影/ビーステッドを受けた場合
捨てたい手札(ムドラ・ケルドウ・シラユキなど)がある場合は、ペルレイノからシェイレーンを手札にサーチし、リダンで貫通する。
- 副葬 > トリヴィカルマ > グリーフ > シェイレーン召喚・シェイレーン墓地送り。
トリヴィカルマ(副葬)
副葬は、副葬 > トリヴィカルマ > ペルレイノ > レイノハートという流れで初動となる。
トリヴィカルマは、すべてのティアラ魔法罠・(ペルレイノ経由で)すべてのティアラモンスターにアクセスできる強カード。
誘発貫通や、ティアラ罠をサーチして妨害とすることができる。
具体的には、ペルレイノ・ハートビーツ・グリーフ・スクリーム・メタノイズ・クライム・サリークにアクセスできる。
トリヴィカルマの素引きケア(バリケイドベルク)
引いてしまったトリヴィカルマを手札から吐く手段は限られている(他では超融合くらい)。
トリヴィカルマを捨てるために、バリケイドベルクを採用している。
通常召喚 + フェンリルorシェイレーンorデストルドーで、バリケイドを作って、トリヴィカルマからグリーフなどをサーチして展開できる。
ランダム墓地肥やし + レイノハート落ち + 手札ティアラカード
デッキのティアラ濃度が濃ければ、ティアラ魔法罠を素引きする可能性が上がり、墓地に落ちたレイノハートを蘇生できる可能性が上がる。
デッキのティアラ濃度を濃くする旨味の1つ。
レイノハートは3積みなので、案外起こり得る展開である。
- ランダム墓地肥やしで落ちたレイノハート効果を使用する。
- 手札のティアラカードを切って、落ちたレイノハートを蘇生する。
- レイノハート召喚時効果で初動となる。
レイノハート + フェンリルorパライゾスorティアクシャ
レイノハートとクシャトリラカードを持っている場合。
フェンリルからティアクシャをサーチできるので、キトカロスのサーチ先に余裕ができる。
フェンリルがいると、デストルドーも合わせて強い初動となる。
後述の「デストルドー落ち展開」の項で解説する。
シェイレーンorハゥフニス + スクリーム(お祈り展開)
スクリームを貼る > ティアラモンスターを召喚する > スクリーム効果で、自分ターン3枚+相手ターン3枚墓地肥やしによるティアラ落ちを祈る。
当たりの落ち
- シェイレーンorハゥフニスで融合。
- レイノハートで手札のティアラカードを切って蘇生し、初動にする。
- トリヴィカルマから罠サーチ。
- スクリームからの罠回収で1妨害。
- ムドラケルドウでの墓地妨害。
キトカロスからの展開
展開の起点であるキトカロスを出せたら、手札や墓地の状況によってキトカロス効果でのサーチ先を変える。
サーチ先の択
- 手札に展開札なし → ティアクシャ
- ティアクシャ墓地落とし > 2枚肥やし > ティアクシャ蘇生で3枚肥やし。
- キトカロスの召喚効果を使うために、ティアラモンスターを落とす。
10枚肥やしだが、0妨害になる危険性がある。
- 手札・墓地にティアラ → メタノイズ
- 5枚落としで展開が止まった場合の、最低限の妨害とする。
- 大抵メタノイズとすることが多い。
- レイノ未使用初動の場合 → レイノハート
- レイノ → 5枚肥やし + 確定ルルカロス融合。
ティアラ魔法罠を落としてリソース回収にする
メイルゥ禁止後の弱体化したティアラでは、リソース回収効果が割と重要になってくる。
あまりないが、カレイドハートからも同じ範囲のカードを落とせるので、覚えておくとよい。
- ハートビーツ → 墓地ティアラ罠回収。
- 罠妨害を厚くしたい場合に取る択。
- グリーフ → 除外されたティアラ罠回収。
- 罠妨害を厚くしたい場合に取る択。
- 主にティアクシャやシラユキで能動的に除外したティアラ罠を回収する。
- クライム → 除外されたティアラモンスター回収。
- ビーステッドや墓穴で除外されたティアラを回収する。
カレイドハート
レイノハート+水族2体が落ちている必要があるので、このデッキにおいてはほとんど出さない。
また、出せる状況はルルカロスとトレードオフのことが多い。
カレイドハートを出す旨味があるときにだけ出すとよい。
ティアクシャはサイキック族なので、カレイドの素材にはならないため注意。
マーレやガメシエルなどを採用すると出しやすい。
ペルレイノがある場合
- カレイドハート召喚時にペルレイノでカレイドハートを破壊する。
- カレイドハートを自己蘇生して、スクリームを落とす。
- スクリーム効果で、好きなティアラ罠をサーチする。
- 欲しいティアラ罠が墓地に落ちていれば、ハートビーツを落として回収する。
サリーク素引き + 墓地にティアラモンスター1体
- 相手ターンでの展開。
- サリーク使用後にカレイドハートを墓地に送る。
- カレイドハートを自己蘇生して、ハゥフニスを落とす。
- 墓地融合してルルカロスorスタペリアを召喚する。
デストルドー落ち展開
デストルドー落ち + レイノ自己蘇生orシェイレーン手札召喚orシラユキ自己蘇生の場合に展開できる。
- 場の☆4指定でデストルドーを蘇生する。
- シューティングライザーを召喚し、ムドラ/ケルドウ/シラユキなどの☆4墓地妨害を落とす。
- シューティングライザーが☆3となる。
- 相手ターンに、効果使用済みのフェンリルorティアクシャとシンクロし、バロネスを作って妨害とする。
後攻
ヴェルズビュートやサイコエンドで捲ることが多かった。
ヴェルズビュート
☆4通常召喚 + シェイレーンで出す。
バックを含めて雑に全破壊でき、泡影が1枚あったとしてもアーゼウスで再度全除去できる。
ティアラ罠カードをあえて伏せて破壊することで、各種サーチができる点は覚えておくと良い。
サイコエンド
烙印やクシャトリラに強く出れる。
- 墓地肥やしでデストルドーが落ちる。
- 場の☆4指定でデストルドーを蘇生し、☆3化する。
- ☆4は、シェイレーンの手札から特殊召喚、レイノの自己蘇生、シラユキ自己蘇生など。
墓地融合であえてキトカロスを出さず、ドロゴンを作って☆4とすることもあった。
- ☆4は、シェイレーンの手札から特殊召喚、レイノの自己蘇生、シラユキ自己蘇生など。
- ルルカロス☆8 + ☆3や、☆4 + ☆4 + ☆3シンクロで、サイコエンドを出す。
烙印対面ではミラジェイドに注意
烙印対面では、サイコエンドが立っただけでは捲れないので注意。
ミラジェイドのエンド時全破壊はサイコエンドの耐性を貫通できるので、ミラジェイドを殴ることができない。
アザレア
余ったモンスターでルーンのバックやクシャのバース・烙印の「烙印の獣」などのリソースを潰すことが多かった。
デッキ内の属性の関係上、シェイレーン・デストルドー・ビーステッドくらいでしか能動的に出せない。
ビーステッド
途中から烙印対面がきつく感じてきたので、単なる手札誘発としてビーステッド2種を採用した。
このデッキにおいては、素材として活躍はしにくい。
一応マグナムートからデストルドーをサーチすることはできる。
闇属性なので、ドロゴンが出しやすいという利点もある。
苦手対面
ビーステッド
墓地融合が1回ビーステッドに食われることは許容するしかない。
ただ、1回だけであれば、割と動けたことも多かった。
烙印やドラリン相手なら超融合・烙印ならムドラ/ケルドウが効くので、どうにかそれらで戦う。
アライズ突破手段
- 三戦
- フェンリル
- 超融合
- シェイレーンorハゥフニス召喚 > 優先権で超融合発動 > ドロゴン召喚
- ☆4が2体でヴェルズビュートからの全破壊
- シラユキで裏側化