
高打点をポンポン出して物量で押すシンプルなデッキに見えて、考えることは意外と多い。
アライズハート以外の妨害は受け身で相手依存なので、適切なプレイングをしなければ最大限に妨害を活用することができない。
もくじ
モンスター
ユニコーン(EX除外)
ユニコーンのEX除外では、展開に必要な札を潰すのが最も効果が高い。
もし、先攻自分ターンに相手がうららGを投げてきたら、往復で2枚抜くことができる。
この2枚で展開の核となるキーカードを潰せる。
ワンキル回避のためにアクセスのようなリーサル用カードを潰すのも一定は有効だが、大抵キル手段は2つ以上あるので別の手段でキルを取られてしまうことが多い。
例
- 鉄獣のフェリジット
- 烙印のアルビオン
- ティアラのキトカロス
- 斬機のダランベルシアン
- スプライトのギガンティック
- 相剣のセキショウ
- ピュアリィのプランプ
- ペンデュラムテーマのエレクトラム
- 閃刀姫のカガリ
- スケアクローのトライヒ
- PUNKのドラゴンドライブ
- クシャトリラのアーゼウス
安定択
アーゼウスを抜くのが一番安定択。
全体除去はクシャトリラに非常に有効なため。
効くカードがわからない場合は、確実に1つのギミックが潰せる択を採るとよい。
- ラビュリンスなどのEX不使用デッキ相手にヌトスを除外して、天底/ドラパニを弱くする。
- スプライトで、メルフィーから出るアーデクを潰すことでキャットが無意味化する。
注意点
ユニコーン対策で3積みしている場合は、そのギミックを潰せないので意味は薄い。
潰したい種類のカードが1枚でも残ってしまう場合は他のカードを除外する。
モンスター効果を発動せずに出せるEXは、2枚採用だとしても往復で潰すことができないので注意。
(スケアクローやドラリンのリンク1など)
アライズハート (メイン妨害・フリチェ1裏側除外)
アライズでの素材除外と素材化を介したリソース管理が、純クシャトリラの回し方。
素材吸収効果は強制の上、カードが除外されるたびに毎回選択する必要があり、時間がかかる。
素材に吸うべきカードの優先順位を事前に覚えておくとよい。
素材にしたいカード
- ヌトス・ガルーラ・ゴライアスなどの素材化用EX
- パーピアス(除外からクシャ回収用)
- ビックバン(X素材からクシャ回収用)
- 裏側除外のクシャトリラモンスター
- 裏側除外から復帰させる。
- ビックバンで手札に回収できる可能性もある。
- クシャミラー対面での、相手のクシャモンスター
- 対面がわかっていない状態での、相手の裏側除外
- 相手の裏側除外を復帰させてしまうのは基本的によくないが、不明対面から相手のデッキを知ることができる情報アドバンテージは大きい。
なるべく吸ってはいけないカード
基本的に相手の除外ゾーンから復帰させるメリットはない。
どうしても素材数が足りなくて相手の除外ゾーンを素材化しないといけない時は、できるかぎり活用手段がない魔法罠カードを素材化すること。
- ミラー対面での、相手のビックバン・パーピアス
- 架け橋などの、墓地効果がある相手のカード
- ティアラネームなどの、墓地にいると相手に活用手段のあるカード
- 相手のピン差しのカード
- 相手の裏側除外カード
- 自分のモンスター
- 自身が手札誘発モンスターを活用する手段は少ないが、対面の墓地モンスターは精霊使いリンクで蘇生できる可能性が高い。
- クシャトリラモンスターも、表側除外ゾーンにいれば、墓地にいるメリットはあまりない。
素材化用EX
EXに余裕がある壺採用型であればヌトスやガルーラなどを採用して、率先してEXから除外しておくとよい。
- ヌトスは、除去されたり無効系を食らってからだと、素材を墓地に吐いて盤面破壊ができる。
- ガルーラは、サンダーボルトのように相手の盤面がない状況で初手除去効果を食らっても仕事ができ、基本的に素材化すれば機能する。リソース面で有利。
- ゴライアスは、ルーンの輝く炎や、ラビュ対面・サンダーボルトなどの単純な破壊に強くなる。
回答となるリンク2成立を妨害すること
ドラリン・ピュアリィ対面では、大抵採用されているアザレアでの除去が成立しないように、モンスターが2体並んだら除去効果を使う。
この2つはマクロ効果がよく効くので、下級横並びを邪魔してなるべく長くアライズを維持したい。
シャングリラ (ミラーよわよわ)
アライズ召喚条件達成のために先攻で立てる。
ミラーだととても弱いので(相手のクシャが速攻でアライズ > アーゼウスになれる)、できるなら盤面に残したくないモンスター。
フェンリル初動や☆7x2だけの時のシャングリラ単騎も、うららを食らうと0妨害になる。
封鎖効果は、先攻で1箇所盤面を使用不可にできるので、ペンデュラムゾーンを指定するとペンデュラムテーマに効く妨害になる。
アーゼウス要員
戦闘耐性で特攻して、アーゼウスになれる点は偉い。
泡影を食らって自爆したとしても、エクシーズ戦闘実績が得られるので再度7エクしてアーゼウスにはなれる。
小ネタ
名称ターン1がないので、シャングリラを並べれば並べただけデッキからクシャを呼ぶことができる。
泡影を受けても封鎖効果は無効化されない。
封鎖効果は、シャングリラ自身が除去されない限り、残り続ける。
オーガ (プリペアサーチ・デッキトップ操作)
オーガはデッキトップを操作できる。
サーチカードなどでシャッフルされない限り、今後相手の引く札を自分が把握できる。
トップの強いカードを除去するか、ピン差しカードを除去するとよい。
これといった有効札がなければ、数ターン先のことを考えて抜く。
ドロー前にサーチされると、デッキのシャッフルでトップ固定は解除されることには注意。
- 次ターンのドローで相手が展開できないように、有効なトップ札を潰す。
- 誘発などの展開できない札を引かせることができれば、最も良い。
- トップ以外でも、ピン差しカードを除去できればギミックを腐らせることができる。
- ラビュリンスの城姫のようなキーカードを除外できれば爆アド。
- 壺の2ドローやピュアリィの3枚捲りなど、相手がトップ以外の札にも触る効果がある場合はそれも考慮してトップ操作をすること。
プリペア
罠サーチはほぼプリペアのみだが、プリペアはリソース面で強くなれる。
アライズに泡影を当てられたとしても、チェーンして素材のクシャを吐いて除外しておくことで蘇生できる。
■ クシャエクシーズも蘇生できる
バースと違って、プリペアはエクシーズ体も除外ゾーンから蘇生することができる。
シャングリラに乗っけたアライズの効果使用後、シャングリラは除外されるので、次ターンドローフェイズにプリペアで蘇生して、リクルート効果を使用できる。
フェンリル (1裏側除外)
後攻での妨害踏み能力がやたらと高く、確実に1妨害は踏む事ができる。
バックに触れる点も偉く、他で触りにくい永続罠を除去できる。
妨害として
フェンリル効果は先攻で立てるには受動的な1除外効果。
相手からしたら「致命的な所に1枚除去されるかも」という「圧」があるので、なるべく温存しつつ除去される前に最もアドが取れる所に打ちたい。
ただ、温存しすぎるとフェンリル自体が除去される危険性がある。
相手フェンリルへの対策方法がいまいち分からないが、着地後即除去がやはり安定?
スケアクロー・クシャトリラ (7エク用・耐性突破)
攻撃宣言した瞬間に、エンド時までモンスター効果の無効化が適用される。
全ての自分のクシャトリラにこの効果が付与される。
御巫フゥリ・アストラム・サイコエンド・トライヒなど、硬い耐性も無力化できる。
ノアールにも一応効く(攻撃前に除去されるだろうが)。
先に展開ができなければ手札を消費する必要があるため、出撃コストの重い。
永続無効は、スケクシャが場に存在しつづける必要がある
ターン中永続無効効果は、戦闘したその相手モンスターに直接無効を付与する効果ではなく、あくまでもスケクシャ自身の永続効果。
そのため、スケクシャが破壊・無効化されると戦闘したモンスターの無効化は解除される。
無効化のために他のクシャトリラが自爆特攻する分には構わないが、スケクシャ自身が自爆特攻してしまうと無効化できない。注意が必要。
ティアラメンツ・クシャトリラ (7エク用)
アライズハートが立った展開の最後にティアクシャを召喚することで、相手のデッキを除外してデッキ内容を知ることができる。
ただ、クシャトリラにおいてのこのカードは、さほどシナジーがないので、採用されないこともありうる。
同名被り回避のクシャネーム・少し出しにくい7エク用という点で採用されることもある。
ライズハート (展開用)
展開用カード。
初動っぽい見た目をして1枚ではなにも起きない人。
☆7化効果は召喚したターンのみなので注意。
ちなみに、自己SS効果にはエクシーズ縛りが付き、☆7化効果にはエクシーズ縛りが付かない。
- 先攻展開:シャングリラがいる状態で、ビックバン除外 > X素材回収召喚 > アライズ召喚条件達成
- バース合わせ引き:ユニコーン除外 > バース蘇生 > ユニコーンでパーピアスサーチ
- 3ターン目以降:パーピアス除外 > 除外から好きなクシャカード(主にバース)を回収
汎用7エクシーズ
ダムド
2破壊しつつ墓地パーピアスを除外して、回収効果を起動できる。
2枚除外できるので、使ったX素材や墓地のカード自体を回収できる可能性がある。
破壊できなかった場合は墓地除外もできないので注意。
ビックアイ
ミラー対面において、アライズハートをパクったり7素材としてクシャをパクったりする。
エクシーズをパクれば、パクったエクシーズで殴って、ビックアイの方にアーゼウスを乗せることができる。
ドラゴサック
破壊しながら自己退場ができるので、伏せを割った後に手札のクシャを出撃しやすい。
先攻では、素材を墓地の送ってアライズの素材数を増やす役割がある。
場のカードをなんでも破壊できるので、素引きしたビックバンをセットして破壊し、X素材回収、なんてこともできる。
出したトークンは自身の効果で掃除しておくこと。
残しておくと拮抗勝負で死ぬ危険性がある。
パスファインダー
召喚権を使ってパライゾスをサーチする。
パライゾスやパスファインダー2枚目を素引きした時が非常に弱いので、多くても2枚採用がよさそう。
ニビルやビーステッドなどの、場にモンスターが残る誘発を使った後は初動にならない。
展開
初動
基本的に展開を始められる札は、ユニコーン1枚か、クシャ+パーピアスorバース。
クシャ+バースや☆7が2体並んでも、7エクにしかならない。
展開が伸びるユニコーンが、一番通したいカード。
動ける組み合わせ
- ユニコーン1枚
- クシャトリラなんでも + パーピアス
- ライズハート + バース
- フェンリル + バース
1枚では伸びないカード
- フェンリルは、ライズを呼んで7エクにしかならない。
- ライズは、単体では動けない。
- オーガは、単体では動けない。
- スケクシャは、ターン開始時はアド損しながらでしか出せない。
クシャの妨害について
アライズハートのマクロ効果がクシャの強みなので、まずアライズ成立を目指す。
アライズは確実に3素材にすること。
ターン開始時にフリチェ除去ができる状態でないと本当にただのマクロコスモスであり、カードが除外されなければアライズが黙ったまま横並びされてドナやアザレアで除去されてしまう。
復数の妨害は中々敷けないが、ターンが帰ってくればパワーで捲り返せるポテンシャルはある。
ミッドレンジでリソースを意識した立ち回りをした方がいいかも。
ユニコーン1枚(基本展開)
サーチ・サーチ・ライズ効果・シャングリラ効果使用でアライズを乗っける、というのが基本の展開となる。
ディアブロシスがいないクシャでは、シャングリラ自体を残す価値が薄い感じはある。
妨害
- アライズ + シャングリラ。
- 1裏側除外・永続マクロコスモス。
- フェンリルリクルートで、モンスター効果使用後に表カードを1裏除外。
展開
- ユニコーンを召喚してパーピアスをサーチする。
- パーピアスでフェンリルを召喚する。
- フェンリルでライズをサーチする。
- ユニコーン + フェンリルでシャングリラをX召喚する。
- ライズを召喚し、ビックバンを除外して、相手デッキトップを3枚裏除外・☆7化する。
- シャングリラ効果で、Pゾーンどちらかを封鎖する。
- ビックバン効果でシャングリラのX素材のクシャを取り除いて、召喚。
- ライズと取り除いたクシャ2体で、シャングリラ2体目を召喚し、アライズハートを重ねる。
ユニコーン1枚(G受け想定)
- 妨害:
- アライズハート単騎。
- 1裏側除外・永続マクロコスモス。
- 展開:
- ユニコーン > パーピアス > フェンリル > ライズ通常召喚 > 3体でアライズハート
- パーピアスにGを食らったとして、2ドローとなる。
Gを食らった時など、あえて抑えた展開。
泡影1枚で無力化されるが、単純にフリチェ除去1妨害が強く、マクロ状態だけでも呼吸が止まるデッキも多い。
その他
☆7の余裕がある場合など。
アライズ + 未来龍皇 + ヴェルズナイトメア
ナイトメアの裏側効果はミラーやピュアリィなどに刺さるので強い。
展開用札を3枚入れる必要があるが、その内2枚は素引きしても使える。
魔法罠への耐性がないのは変わらないので、除去札で一掃される危険性はある。
トマラドン展開
先攻妨害としては他より固く、万能無効を構えられる利点がある。
パーピアス/アライズ特殊召喚を使用できないこと、トマホーク・ラドンに泡影うららで0妨害になること、展開用札(ジェット・オライオン・コリドーなど)を入れる必要があること、壺系が入れにくいことなどが欠点。
壺系は、あえて入れてキーパーツが飛ばなかった時にだけトマラドン展開するのもありではある。
後攻での立ち回り
モンスターゾーンを自分から開ける
クシャトリラは、自分のモンスターゾーンが空であることが必要なテーマ。
例え1体出したモンスターが止められたとしても、どうにかして自己退場させることで、手札の別のクシャトリラを続々と特殊召喚することができる。
最初の召喚を裏側化された場合は、バースでしか貫通できない。
- 自爆特攻
- 自分から戦闘破壊されることで、盤面を空ける。
- ドナ
- リンク2・召喚条件は種族違い。
- 2体を素材にしてなんでも1破壊しつつ退場できる。
- 1体目のクシャに泡影などを受けた時や、いらないモンスターを送りつけられたときに有用。
- ドラゴサック
- ランク7。
- 自己退場しながらなんでも1破壊。
三戦の才
アライズの素材吸収は強制効果なので、非常に三戦を食らいやすい。
コントロール奪取効果を選ばれたら、自己除外して逃げるしかない。
一応、アライズハートの除去が確定したなら自己退場した方が多少は得。
除外ゾーンにクシャトリラを残せるので、次ターンのリソースになりやすい。
神の宣告
泡影や三戦などのアライズへの回答を止めることができる。
神宣は、使えりゃどのデッキに入れても強いカードではある。
ただ、クシャとしては、高い打点とポン置き妨害力を生かした罠型としても戦えるので、Gの止まり所として入れるのもあり。
手札事故への対策
クシャトリラは手札事故が起きやすい。
強い1枚初動がユニコーン3枚、弱い1枚初動がフェンリル2枚しかない。
アライズさえ立てることができれば特定のデッキを詰ませることができるので、初動はできるだけ安定させたい。
スモールワールド
初動となるフェンリルやユニコーンを持ってくる。
手札が減るが、ほぼ確実に初動が持ってこれるのが利点。
組み合わせをよく覚えておく必要がある。
強貪とトレードオフ。
主な変換ルート
- うらら > 打点0:ドロバ > 風:ユニコーン
- G > 地:パスファインダー > 地:フェンリル
- ライズハート > ☆4:パスファインダー > 地:フェンリル
- スケクシャ > 打点0:ドロバ > 風:ユニコーン
- スケクシャ > 地:G > 地:フェンリル
- パスファインダー > ☆4:ライズハート > 炎:うらら
- アトラクター > 魔法使い:ドロバ > 風:ユニコーン
強貪
10枚除外して2枚ドロー。
スモワと違って、通っても初動が引けるかが不確定な点が弱い。
10枚除外により、デッキ内のサーチ先が飛ぶことも重い。
パスファインダーとの相性が悪い。
1枚で動けないクシャを減らす
オーガ・プリペア・ティアクシャ・スケクシャなど、1枚では動けないクシャは、それ自体が事故要因になりがち。
逆の考え方としては、クシャネームを多く入れることでパーピアスの2枚初動が狙いやすくはなる。
罠型にする
神の宣告やセンサー万別などを入れて、初動が引けなくても罠で戦えるデッキにする。
トマホークスカルデットを採用する
本来なら何も起こらない☆7の2枚から、トマホークを出す。
トマホークからスカルデットの4ドロー&特殊召喚効果を使うことで、無理やり初動を引き込んで出すことができる。
これを狙って手札から出力できる☆7を多く採用するのもありか。