泡影・ヴェーラーなどのモンスター効果無効も重要だが、魔法罠に妨害が分散していたり、強い永続魔法罠があるテーマも多い。
魔法罠妨害や除去がテーマ内にあるテーマはあまり少ないため、バック除去手段がないと詰むことがでてきてしまう。
バック除去の重要性は割と高いため、採用されやすい汎用除去カードを紹介する。
(マスターデュエル2022-10-03時点の環境)
もくじ
主なテーマの魔法罠と妨害効果
まず、メタ対象となるよく見るテーマの魔法罠カードと、その妨害力を見てみる。
これらを対策できる除去カードを採用するとよい。
- 汎用
- 泡影・墓穴・抹殺の指名者
- この程度の妨害ならテーマ内だけでも越えたいが、これら + 相手のメインの妨害も含まれる盤面がほとんどのため、汎用札を除去して負担を減らす意義はある。
- 罠ビ系テーマの強い永続罠
- スキドレ・御前・割拠・サモリミなど。
- ほとんどのテーマにおいて、どれも展開が大幅に抑制される。
- 使われる主なテーマは【エルドリッチ】・【オルターガイスト】・【真竜】・【サブテラー】など。
- 【烙印】の、赫の烙印
- ガーディアンキマイラで1~2破壊・1~2ドロー。
- ミラジェイドで追加1除外。
- マスカレイドでライフ削り。
- 【ふわんだりぃず】の、地図・夢の街
- 相手ターンにふわん展開。
- 【鉄獣戦線】の、鉄獣抗戦
- シュライグの1除外と後続サーチ。
- 【相剣】の、相剣暗転
- 2枚破壊。
- 【ヌメロン】の、ヌメロンネットワーク
- 通れば実質的なワンキル。
- ヌメロンもバック除去を厚くしているので、セットした速攻魔法のバック除去だけでは若干心もとないかもしれない。
- 【シャドール】の、シャドールーク
- 毎ターン場/墓地融合・同属性を1除去。
- 融合すると、ミドラーシュで特殊召喚を1回に制限など。
- 【電脳界】の、チュチュエ
- 表側1破壊。
- ペンデュラム系テーマのペンデュラムカード
永続罠について
マスターデュエルでバック除去を厚めに積む意義として、「罠ビの永続罠を開かれたら負け」という状況を打破できるのが大きい。
逆に罠ビ系は完全に負けを割り切るという選択も、罠ビの生息率が少ない環境ならばあり。
魔法
速攻魔法は、相手ターンでも打てる上、スキドレ・御前・割拠・魔封じなどにチェーンして除去することで、被害を受けずにできる利点がある。
全除去系は、全除去できるのがシンプルに強み。
ただし、1枚制限の羽根か、実質的に盤面がないメインフェイズ開始時くらいしか発動できないライストが選択肢となる。
ハーピィの羽根箒
- シンプルなバック全除去。
- いつでも打てる。
- 1枚制限。
ライトニングストーム
- バックを全て除去できる。
- たまにモンスターも全破壊もできる。
- 実質的にメインフェイズ開始時くらいしか打てない。
ツイン・ツイスター
- 2枚破壊。
- 除去したいカード+1伏せやセットが多い時に対応しやすい。
- (赫+1伏せや、地図+1伏せなど)。
- 羽根ライストと違って速攻魔法であり、サイクロンと違って除去枚数が多い点に注目したい。
- 手札コスト1枚が重い。
サイクロン
- シンプルな1:1交換。
- 癖がないのが利点。
コズミック・サイクロン
- 魔法・罠の墓地効果を利用させない1:1交換。
- ほぼエルド罠に対して有利を取れるカード。
砂塵の大嵐
- 2枚除去の通常罠カード。
- 罠カードのため、罠ビ系・低速系デッキが採用しやすい。
- バトルフェイズができなくなるが、相手ターンで使えば問題ない。
モンスター
ダイナレスラー・パンクラトプス
- フリチェで何でも1破壊。
- 2600の高い打点で、ライスト警戒の守備モンスターやアポロウーサを殴りに行ける。
- 大抵自分が展開する前に出して、1つの妨害を踏むのが仕事で、後攻ならほぼ確実に1妨害を踏んでくれるカード。
エキセントリック・デーモン
- 魔法罠1枚か、召喚権使ってモンスター1枚破壊。
- モンスター除去は召喚時効果ではないため、泡影やセキショウに弱い。
- ヌメロンで採用されることがある。
あとがき
魔法罠の除去は割と重要である。
しかし、除去札はあくまで除去しか行えず、こちらの展開には寄与しない。
単純に多く積んでもデッキが回らないため、入れられる枚数はよく吟味するとよい。
やはり羽根・ライストのような、大きくアドが取れるカードやコストを気にせず打ちやすいカードが優先される。
より必要に感じたら、使うデッキに合う他の除去札の採用も検討したい。