イモムシの制作工程・制作する際にやったことの解説などを紹介します。
もくじ
ダウンロード
上記リンクより、blendファイルデータをダウンロードできる。
リンク
参考にしたイラスト
aN Atrocity in progesss - @paulkomoda (Twitter)
※ 虫、グロ注意。
モデル
ほぼスカルプトにより作った。
ブラシ
製作工程
- 球体などのプリミティブから大まかなシルエットを作る
- 複製して、ボクセルリメッシュで低い解像度に落とす
- 画像の腕部分はポリゴン少なすぎだったかも
- 多重解像度モディファイア(マルチレゾ)を設定し、元のラフモデルの解像度くらいにする
- シュリンクラップモディファイア設定し、ハイポリのラフモデルの形状を適用する
- マルチレゾの解像度を行き来しつつ形状を作っていく
- テクスチャブラシを使ってディティールを入れる
ブラシは基本的なものを利用。
- スネークホークブラシでシルエットを作る
- クレイストリップブラシで形状を彫る
- スムーズブラシで凹凸を減らす
- ドローシャープブラシで溝掘り
- ドローブラシで膨らませる、テクスチャブラシとして使う
質感
カラー
- ジオメトリノードの凸部分で凹凸のカラーを作成
- ※ Cyclesのみサポートしている
- カラーランプノードで濃淡を濃くして、色を付ける
- ボロノイテクスチャとノイズテクスチャで色のランダム感を追加
- テクスチャ座標にノイズを加えることで、その座標を使ったテクスチャにランダム感を加えることができる
スキン
プリンシプルBSDFのSSSよりSSSシェーダーのSSSの方がどうもいい感じになったので、SSSシェーダーの方を採用。
SSSシェーダー単体には光沢がないので、光沢シェーダーと合成する。
頭
頂点カラーで頭をマスクする。
頭部分のSSSシェーダーを作る。
ボツ案
最初はガサガサしたディティールを入れていたが、イモムシのぷるぷる感とは違ったので抑えた。
レタッチ
上画像は、レンダリングしたままの画像。
SSSでは濃い影ができにくいため陰影が足りず、ライティング感が足りない。
少しホラーみのある影の濃い絵にしたいため、これをレタッチする。
- 青い光のもやの左上にふんわりと追加
- レイヤーを加算(発光)で追加
- SSSのない素材を別出しし、合成で影部分のみ足した
完成
色違いバージョン
ちょっとした要望で変えてみただけだが、あまりにもそれっぽい。