忘却まとめ

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【Tx Layer ver0.5.73アップデート】ブラー・デフォームができる座標調整ノードを追加【Blenderアドオン】

Blenderアドオン

更新日:

バグ修正

  • マテリアルがすでに存在していると、アドオンのメニューが表示されない問題を修正しました
    • アドオンで生成されたプリンシプルBSDFの有無によって、アドオンのメニュー表示をするようにしました。
  • ノーマルチャンネル用のノードグループ(Mix Normal)が、レイヤー新規追加のたびに新規作成されてしまう問題を修正しました。
  • その他のレイヤー追加メニュー > 追加ノードグループ一覧にて、そのままではレイヤーとして利用できないノードグループは表示から除去するようにしました。
  • 調整レイヤーにて、レイヤーが空の状態で調整レイヤーを追加しようとした場合、エラーが起こる問題を修正しました。
  • ベイク機能にて、アクティブレイヤーがフォルダーまたは調整レイヤーかつ、対象タイプが[アクティブのみ]の場合はベイクを実行できないようにしました。
  • Tx Layerアドオンを無効化した後、アドオンのプロパティが登録解除されていなかった問題を修正しました。
  • デバッグ用パネルメニューを追加しました。

ノーマルチャンネルが反映されない問題の修正

新規作成したレイヤー用マテリアルにて、ノーマルチャンネルが表示されない問題を修正しました。
ノーマルマップがバンプノードに接続されていませんでした。

旧バージョンでは、手動でノーマルマップノードをバンプノードにつなげてください。

レイヤーリストの表示を微調整

  • レイヤーリストにて、不透明度とブレンドタイプの値は、初期値の場合は表示しないようにしました。
    • これにより表示がすっきりして、レイヤー名をより広く表示するようになりました。
  • レイヤーリストにて、フォルダーの行が他と比べてほんの少しずれている問題を修正しました。
  • レイヤーオプション > マッピングメニューの折りたたみアイコンが、開閉のたびに微妙にずれる問題を修正しました。

ベイクにオプションを追加

  • [画像ファイルフォーマット]オプションを追加しました。
  • [デノイズ]オプションを使用しました。
    • コンポジットノードのデノイズノードを使用します。
    • 結合や影・AOのベイクタイプにて、サンプル数が低いベイクでもノイズを除去することができます。
  • [選択 → アクティブ]オプションを追加しました。
    • 他の選択物の情報をベイクできます。
    • これに伴い、対象タイプ:照明でのベイクタイプを増やしました。
    • 一応これでUV転送もできます。
      (複製したオブジェクトをUV変更したアクティブオブジェクトにベイク)

バグ修正

  • [全て結合]・[アクティブのみ]オプションでの[ノーマル]のベイクにて、ノーマルチャンネルが非表示の状態でHeightチャンネルのみをベイクしようとすると、失敗する問題を修正しました。

座標調整ノードに切り替え(ブラー・デフォームなど)機能を追加

マッピングノードを、テクスチャ座標調整が行えるノードグループに置き換えます。
テクスチャ座標にノイズを加えることで、ブラーやデフォームを行います。

実行すると、レイヤーオプションのマッピングメニューの表示が変わります。

  • ブラー係数
    • 細かなノイズを利用して、擬似的にテクスチャをぼかします。
  • Use Voronoi
    • ボロノイの係数。
      ボロノイでテクスチャを歪ませます。
  • Voronoi Scale
    • ボロノイのスケール。
  • Use Custom Deform
    • カスタムテクスチャによるデフォーム。
    • [Input Texture]に別のレイヤーをリンクすることで利用できます。
  • Input Texture
    • カスタムデフォームの入力ソケット。

注意点

エフェクトの画像の端をきれいに処理するために、下記のようにノードが調整されます。

  • 画像テクスチャノードの[端の処理]設定が、"ミラー"になります
    • もし、タイリングしたい場合は[端の処理]設定を"リピート"にしてください。

UVの端が均一にブラーされない問題

UVの端が均一にブラーされない問題があります。
これが気になる場合は、マッピングノードの[位置]の値を、"10,10,0"すれば緩和されます。
その場合は影響が強くなりすぎるので、ブラーやボノロイの値を0.0005程度の極小の値にしてください。

ブラーについて

ブラーは、ノイズテクスチャを使った擬似的な手法で行います。
実際には元画像を細かな粒に散らすだけなので、バンプ・ディスプレイスメントには利用できません

ベイクの際は、デノイズオプションを利用することで見かけ上滑らかにできます。
(かわりにデノイズのノイズがうっすらとできる問題はあります)

このノードの作り方は下記リンク先にて。

好きな画像をデフォームに使用する

好きな画像をデフォームに使用し、レイヤーの画像を歪ませることができます。

  • [Use Custom Deform]に好きな値を入れる。
  • 画像ノード名横のリンクアイコンをクリックする。
  • 出てきたポップアップメニューの[Input Texture] > [好きなレイヤー名]の順にクリックし、リンクを接続する。

“シンプルなシェーディング”ノードグループを追加

内蔵アセットのノードグループに、"Simple Shading"を追加しました。
簡易的なライティングや、陰影のベースとして使えます。

XとYの値で座標の回転が可能です。

これをカラーランプで調整することで、上部分だけ雪を積もらせたり、下部分だけ影を付けたりする使い方ができます。

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