データの名前リストをスプレットシートに書き出して、外部で編集した後に名前を一括変換するアドオンです。
リネーム後でも元の名前に戻すことができます。
ボーンとシェイプキー・頂点グループをサポートしています。
もくじ
ダウンロード
一時的な名前変更
「〇〇_ LEFT_✕✕」という元の名前を、一時的に「〇〇_✕✕_L」のようにし、ボーンのX軸ミラーが対応している、作業用の名前に変更するのにも有用です。
例えば、VRoidのモデルの"J_Bip_R_LowerArm"を"J_BipLowerArm_R"に変えて、[反対側のボーンにポーズを貼り付け]機能が利用できるようにします。
メニュー
- 3Dビュー > サイドバー(N) > Addons > Spreadsheet Batch Renamer
1. CSV書き出し
ボーンとシェイプキーの名前リストをスプレットシートに書き出します。
- 上書き:ファイルを上書きします。前のCSVで行った変更内容は消えます。
- 更新:既存のCSVファイル内に、新しく追加されたデータや手動でリネームされたデータを追加します。
ファイルパス
CSVの保存場所のファイルパスの初期設定は、アドオン設定で変更できます。
ファイルパスが設定されていない場合は、blendファイルと同じ場所に保存されます。
ファイル名
デフォルトでは、 {blendファイル名}_{オブジェクト名}_{データタイプ}.csv となります。
下記の名前の変換をサポートしています。
- $blend
- $obj
- $data_typ
2. Excelなどで変更後の名前を追加する
ExcelやLibreなどで、書き出した.csvファイルを開き、置換後の名前を記入します。
B列("Replace Name"列)に、置換後の名前を入力してください。
空白は無視されるので、変更が必要な箇所だけ入力すればOKです。
正規表現でL/R対称名の位置を変える
「J_Bip_L_Shoulder」のような、名前の真ん中に_Lがある場合、単純な置換ではBlenderで使える対称名にすることができません。
_Lのような対称名は名前の末尾にある必要があるため、正規表現を利用することで_Lの位置を変えることができます。
- [正規表現]オプションを有効にする。
- 検索に、^(.*)_L_(.*)$
- 置換に、$1$2_L
(かっこで囲った文字は$1、$2などで置換後に再利用できるため、文字の並び替えができます)
3. CSVを元にデータをリネームする
CSVファイルを元に、名前を一括変更します。
- "Replace Name"行に、置き換えたい名前を入力します。
- [置き換え]オプションを選択します。
- [ボーンをリネームする]を実行します。
- データが一括リネームされます。
4. 名前を元に戻す
名前を元に戻したい場合は、"オリジナル"を選択します。
CSVにオリジナル名が保存されているので、後から名前を元に戻すことができます。
- オリジナル:変更前の名前に戻します。
- 置き換え:新しい名前に変更します。
その他
[使用する行番号]オプション
セルの何行目を置き換え名に使うかを指定します。復数の名前リストを使い分けたい時に便利です。
- 注意点:必ず一番上の列にヘッダー名をつけてください。
- Original Name, Replace Name, Hide の行に新しい項目を追加してください。
- ヘッダー名が書かれていない行が復数あると、判別できずに最初の1つしか利用できなくなります。
CSVを元に非表示状態を設定する
CSVの"Hide"行の情報を元に、データの非表示状態を切り替えます。
0なら表示・1なら非表示となります。
UnicodeDecodeErrorへの対処
UnicodeDecodeError: 'utf-8' codec can't decode byte
リネーム機能にて、上記のようなエラーが出力された場合、csvファイルの文字コードをUTF-8に変更してください。
このアドオンはUTF-8とShift-JISのみ対応しています。
文字コードは、表計算ソフトで名前をつけて保存する際の設定や、OS標準のメモアプリなどで変更できます。
アップデート履歴
ver1.0.3
2024-08-11
- リネーム機能にて、文字コードがShift-JISのcsvファイルの読み込みに対応しました。
- ver1.0.2にて、Export CSV機能のシェイプキーモードが実行できない問題を修正しました。