ファイルブラウザ形式のアセット管理アドオンを紹介します。
ファイルブラウザーのようにフォルダー内を閲覧してblendファイルの中のデータを個別に読み込んだり、全てのデータタイプをblendファイルとして書き出しすることができます。
既存の外部アドオンを利用してFBX・OBJの読み込みも可能です。
もくじ
ダウンロード
リンク
機能
- 各種データを新しいblendファイルとして書き出し
- PC内のファイルを閲覧
- blendファイル内の個別のデータを読み込み
- blendファイルを作業データとして開く
- fbxやobjなどの読み込み
メニュー
- 3Dビュー > サイドバー(N) > Addons > "Lazy Asset Manager"
メニューのテキストは日本語に対応しています。
ホームディレクトリ
アドオンを有効にしたら、まずホームディレクトリを設定します。
ファイルブラウザーの家アイコンからホームディレクトリに戻ることができます。
ファイルブラウザー
ファイルブラウザーのようにフォルダ間の移動や基本的なファイル操作ができます。
- フォルダ間の移動
- ファイル名を検索
- 名前・更新日時・サイズ・ファイルタイプなどの並び替え
- フォルダー・blendファイルのリネーム
- ファイルをゴミ箱に移動
- ブックマーク
- 現在のフォルダをブックマークに登録・ブックマークのディレクトリを開けます
- 自動分類フォルダを開く
- オブジェクト・コレクション・マテリアル・ノードグループの自動分類フォルダを開きます
- ホームディレクトリを開く
- 家アイコンからホームディレクトリを開きます
その他の仕様
- ファイルパスは、Ctrl + クリックすることでパスを編集できます
- フォルダーアイコンをShift + クリックすることでエクスプローラーなどでフォルダーを開きます
エクスポート
blendファイルとしてエクスポート
現在のblendファイル内の各種データを、新しいblendファイルとして書き出します。
種類
- オブジェクト
- 選択オブジェクトを書き出します
- 新規blendファイル内の仮のシーンにリンクされます
- コレクション
- アクティブなコレクションを書き出します
- マテリアル
- アクティブオブジェクトのアクティブなマテリアルを書き出します
- ノードグループ
- アクティブオブジェクトのマテリアルのアクティブなノードグループを書き出します
- その他
- 上記以外の様々なデータを書き出します
- エクスポートタイプを[その他]にし、[データタイプ]を選択し、[データ名を設定]により対象のアイテムを検索することで、書き出すアイテムを設定できます。
エクスポートオプション
- 現在のフォルダ
- 現在開いているフォルダに書き出します
- 自動分類
- ホームディレクトリに、種類ごとにフォルダ分けして書き出します
- 各フォルダーは変更することができます
- テクスチャをパック
- オブジェクトのマテリアルで利用しているテクスチャを全てパックします
- データ内にテクスチャを含めることで、リンク切れが起こらないようにします
- 'その他のデータタイプ' での書き出しの場合はサポートしていません
- これを利用しない場合は、書き出す前に全てのテクスチャを絶対パスにしておくことをおすすめします
- ファイル > 外部データ > 全てを絶対パスに
その他の仕様
- 保存先にある既存のファイル名と同じファイル名の場合は上書きされます
- 書き出せない状態の場合は、赤い文字でエラーメッセージが表示されます
インポート
blendファイル内のデータを現在のblendファイルにインポートします。
blendファイル内のデータを閲覧・個別にインポート
▷アイコンから、blendファイル内のデータを閲覧して、個別にインポートすることができます。
各種データタイプ
各種データタイプをインポートすることができます。一部のデータは既存のデータに割り当てられます。
- blendファイルを開く
- データを読み込むのではなく作業ファイルとして開きます
- 全データ
- 全てのデータを読み込みます
- オブジェクト
- アクティブコレクションにリンクされます
- コレクション
- アクティブなビューレイヤーにリンクされます
- マテリアル
- 選択オブジェクトのマテリアルに割り当てされます
- 編集モードの場合、選択メッシュに割り当てます
- パーティクル
- アクティブオブジェクトにパーティクルを割り当てます
- その他のデータ
- その他のデータは既存のものにリンクされずに読み込まれます
インポートオプション
- オペレーターのオプションを使用
- オペレーターをすぐさま実行せず、インポーターの画面を開いて設定が変更できるようにします
- インポートタイプ
- リンク・アペンドから選択できます
- UIをロード
- 「blendファイルを開く」オプションの場合に、UIを読み込みます
- 事前に選択解除
- インポート前に選択解除してインポートしたデータを移動などしやすくします。
- [カーソル位置に追加]オプション
- データタイプ'オブジェクト'でのインポートの場合、オブジェクトをカーソル位置に追加します。
- 子を持つエンプティまたは子を持つオブジェクトがある場合、それを中心にカーソル位置に移動します(オフセットオプションなしのカーソル位置へ移動)。
FBXやOBJなどをインポート
Blender内臓のインポーターアドオンなどを利用して、拡張子を読み込みます。
対応する拡張子はオプションから増やすことができます。
- オペレーターのid名が、「import_scene.拡張子名」である必要があります
- 例 import_scene.fbx
[自動のデータタイプで読み込み]オプション
[自動のデータタイプで読み込み]オプションが有効の場合、特定フォルダの階層下のデータは指定のデータタイプで読み込まれます。
例:objectsフォルダ階層下のフォルダはすべてオブジェクトのデータが読み込まれます。
[ファイルパスに固有のタイプを設定]機能
ファイルパスごとに設定されたデータタイプで読み込めるように、ユーザーがフォルダごとにデータタイプを指定できます。
新しく自分で作ったフォルダ内のデータを、常に指定のデータタイプで開くことができます。
使い方
- ファイルブラウザーのフォルダーをShift + クリックする
- [ファイルパスに固有のデータタイプを設定]を実行
- メニューが出てくるので、データタイプを指定して[OK]
- フォルダーの相対パスとデータタイプがアドオン設定のリストに登録されます。
- 登録した設定は、アドオン設定 > [固有のデータタイプ]から変更できます。
仕様
- 設定済みフォルダーの階層下のデータは、指定のデータタイプで読み込まれるようになります。
- ホームディレクトリからの相対パスで保存されます。
- フォルダにはデータイプ設定と同じアイコンが付きます。
- あらかじめ、データタイプと同名のフォルダは同じデータタイプで読み込まれるようになっています。
自動バックアップ
- [ファイルパスに固有のデータタイプを設定]を実行すると、追加後に毎回バックアップが保存されます。
- バックアップファイルは、アドオン設定 > 固有のデータタイプ > インポートアイコンから読み込むことができます。
- バックアップファイルは、下記の場所に保存されています。
- アドオンフォルダ/lazy_asset_manager/file/backup_unique_data_type.json
アップデート履歴
ver1.0.0 インポート・エクスポート機能の改善
2021-09-09
https://bookyakuno.com/lazy-asset-manager-ver1-0-0/
ver0.9.21
2020-11-11
- メニューレイアウトなどの微修正
ver0.9.2
2020-11-10
- エクスポート
- 現在のblendファイル内のその他の様々なデータタイプを書き出しできるように
- 書き出す画像データをパックするオプションを追加
- ポップアップメニューの幅オプションを追加
- ファイルブラウザのオプション一覧のメニューを追加・レイアウトを調整
- バグ修正
ver0.9.1
2020-11-09
- ファイルブラウザー
- 名前・更新日時・サイズ・ファイルタイプ等の並び替え
- ファイル情報の表示
- ゴミ箱に移動機能を追加
- バグ修正
ver0.9.0 公開
2020-11-08