
ストロークから面を作成することができる、標準でBlenderに内蔵されているアドオン。
使用中につまづいた、いくつかの注意点を紹介する。
うまくポリゴンを作るにはかなり癖があるので注意。
このアドオンの処理を理解する必要がある。
もくじ
Bsurfacesでできること
Bsurfaces の機能紹介と顔のリトポ・バイオリンなどの作例。
動画のように様々な作り方ができるが、ほとんどストロークに沿って押し出しする使い方でやる。 グリッド状に書いたりカーブを使うのは、普通に押し出しして作った方が早い場合が多いので使っていない。
アノテーションを使う
アノテーション・グリースペンシル・カーブの3つからポリゴン化するストロークの種類選べるが、アノテーションが使いやすい。
グリースペンシルとカーブはオブジェクトを作成する必要があるが、アノテーションはDキー長押し状態からすぐさま描くことができる。
※Blender2.7x までは、グリースペンシルがアノテーションと同義だったが、Blender2.8でグリースペンシルがオブジェクトの1種となった。
アノテーションの設定をサーフェスにする

書き始める前に、ハイポリ面に描画できるように、配置をサーフェスに設定を変える。
デフォルトでは、ストロークの配置場所がカーソルの位置に描画される。
ストロークを描画する
アノテーションツールに切り替えて描画してもよいが、
Dキーを長押ししている間にストロークを書くことができる。
基本的にはこちらの方が早いため、D長押しからアクセスする。
他にはD長押し + X で削除できることを覚えておけばよい。
キーマップ | 機能 |
D 長押し + 左クリック | ストロークを描画 |
D 長押し + バックスペース/X | ストロークを削除 |
D 長押し + 右クリック/Ctrl | 消しゴム |
D 長押し + 左クリック + Shift | ラインを描画 |
D 長押し + 左クリック + Shift + Alt | 多角形ラインを描画 |
対象オブジェクトを設定する

作成したポリゴンを、どのメッシュオブジェクトの中に入れるかを設定する必要がある。
- [Mesh of BSurface]にローポリオブジェクトを設定する
[Add Surface] からポリゴン化を実行

ポリゴン化を実行すると、作成されたポリゴンが多すぎる場合がある。
その場合は、画面左下の事後設定メニューからクロスと追従を調節する。

注意点

上の画像のような3本のストロークをポリゴン化する時、書く順番や方向を間違えるとうまくポリゴン化できない。
ストロークの書き順は正しく

決まった方向から1,2,3...の順に正しく書く。
上の画像は、1,3,2の順番に書いた結果、失敗してしまっている。
ストロークを書く方向は揃える

一方向にストロークを書くこと。
上の画像は、↑↓↑のように書いた結果、ポリゴンがねじれてしまっている。
角の頂点は選択しない

BSurfaceでは、L字に開いたエッジにもきれいに面を貼ることができる。
その場合は、角になっている部分の頂点の選択を解除してからポリゴン化を実行すること。
