忘却まとめ

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【ZBrush】よくある問題の解決法

ZBrush

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ZBrushでよくあるビューポートのエラーや、エラーメッシュ、ファイルサイズなどの問題とその解決法を紹介する。

保存が遅い・ZBrushのファイル容量が大きい

ZBrushは、デフォルトでアンドゥ履歴もファイルに保存しているので、これを無効化する。

ファイルが肥大化するのとファイル保存が遅くなるので、自分はこれを無効化している。
ただし、このアンドゥ履歴を使う機能もあるので注意。

  • 環境設定 → アンドゥ履歴 → 履歴保存有効

ビューポートが動かなくなった・表示がおかしくなった

Tキーで、サブツール編集状態を解除した場合などに起きる。
もしくは、Shift + Sで、スナップショット(ビューだけの複製)をした場合に起こる 。

  1. Ctrl + Nを押す
  2. 画面をマウスドラッグして再度オブジェクトを出現させる
  3. Tキーで編集モードに入る

ビューポートの端が表示できない

Tabキーでメニューを非表示にしてビューポートを大きくしようとしても、なにも表示できない領域ができてしまう問題が起こる 。
ZBrushは、厳密には3Dのビューポートというより、2D的な領域の決まっているキャンバス(ドキュメント)を画面に表示しているという感じらしい。
そのため、ドキュメントのサイズが、メニューがない領域だけで固定されているので、これを広げる必要がある。

  1. Document → サイズを変更 → resizeで適用する
    • (新 - Ctrl + Alt + 5)
  2. Ctrl + N で画面に残った表示を消す
  3. 画面をマウスドラッグして再度オブジェクトを出現させる
  4. Tキーで編集モードに入る
「この操作はアンドゥできないけど本当にリサイズする?」
というダイアログが出るので、[はい]を選択

ブラシサイズが小さい

ドローサイズ設定の、[Dynamic]が原因なので、これを無効化する。
この設定は、ブラシサイズを3D空間基準にでき、一定のストロークで描画したい場合には便利だが、大きさが制限される模様。

  1. ヘッダーのメニューや、Sキーで出る、[ドローサイズ]の右上
  2. 小さな[Dynamic]という文字の部分をダブルクリックして無効化する
設定を変えた結果、ブラシサイズを大きくできる


グリッドをワールド座標に固定する

ZBrush[Core] ワールド原点(0,0,0)にフロアを固定表示する方法 | おじさんからはじめる3DCG
https://3dcg.hamken100.com/2019/03/16/zbrushcore-floor-world/

フロアーグリッドを結合型CGソフトのような表示にする。
ZBrushのフロアーグリッドは、常にオブジェクトの底面に表示するようになっていて、ワールド座標のどこにいるのかが分かりづらい。
ZBrushを他と同じ感覚で扱いたいときには重要。

  • ドロー >> Elvを0に設定

ブラシがメッシュの裏面にまで影響してしまう・エラーメッシュができた

Fix Zbrush Subtool Bad Mesh (geometry Holes) - YouTube

メッシュが薄すぎたり、薄すぎるメッシュをDynameshすると起こる。
このような部分はデータ的にもNGなので修正すること。

  • Inflatブラシで膨らませる

突然モデルが暗くなった

Cキーはスポイトとなっていて、押すと背景などの色を取得できる。
そして、オブジェクトの色はカラーパレットの色になっている(マテリアルが設定されていない場合)。

このため、Cキーを間違えて押すと、色が突然変わる、ということが起きる。

戻すには、画面左下のカラーパレットを白にする。

部分的にメッシュをリトポしたい

  • 投げ縄選択(ctrl+shift選択)等でZRemesherを適用するポリゴン以外非表示にする
    • ZRemesherのFreezeBorderにチェックを入れて実行
    • ※FreezeBorderにチェックが入ってないと、非表示部分との連結が上手くいかない

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