「シェイプキー保持しながらモディファイア適用する」系のアドオンは既にいくつかある。
処理はどれも似たようなことをしており、シェイプキーごとに一旦オブジェクト化して、シェイプキーを除去し、モディファイア適用、その後「シェイプキーとして結合」を実行しているだけである。
そのため、アドオンを使わずにモディファイアを適用する場合にも、同じことをすればよい。
やり方
- 各シェイプキーごとにオブジェクトを複製する。
- 対象のシェイプキーブロックの値を1.0にし、他を0.0にする。
- オブジェクト名をシェイプキーの名前にする。
- シェイプキーを全て削除し、形状を固定する。
- 好きなモディファイアを適用する。
- 元オブジェクトのシェイプキーを全て削除し、元の形状に戻す。
- 好きなモディファイアを適用する。
- 作った全てのオブジェクトに同じモディファイアを適用することで、頂点数も同じになる。
- 複製したオブジェクトをすべて選択し、元オブジェクトをアクティブ選択(最後に選択)する。
- プロパティ > メッシュデータ > シェイプキー > その他メニュー > 「シェイプキーとして結合」を実行する。
注意点
- 適用後に、各シェイプキーの形状ごとに頂点数が変わってしまうモディファイアは適用できない。
- 例えば、ベベルモディファイアの制限方法:[角度]では、形状によってベベル箇所が増減して頂点数が変わってしまう場合があるため、適用に失敗する。
また、シェイプキーが何十個もあると手動では大変なので、結局はアドオンを使った方がよい。
アドオン
下記アドオンでは、シェイプキーの値やドライバーも保持したままモディファイアを適用できる。