AIコーディングエージェントGemini CLIの覚え書き。
もくじ
起動方法
- 作業させたいファイルがあるフォルダーをエクスプローラーで開く。
- ヘッダーに「cmd」と入力しエンター。
- コンソール画面をそのパスで開くことができる。
- 「gemini」と入力して、Gemini CLIを起動する。
- "gemini"ではうまく開かない場合……
「npx @google/gemini-cli」と入力する。 - ヘッダー
自分の環境ではgeminiではうまくいかなかったので、npxの方で機動している。
Google日本語入力のユーザー辞書などに登録しておくと便利。
- "gemini"ではうまく開かない場合……
- 開いた場所が、Gemini CLIが扱えるワークスペースとなる。
- ワークスペースの外にあるファイルはGeminiが操作しづらいので、必要なファイルはこの中に入れておくこと。
指示の仕方
具体的指示方法
「編集させたいファイル名。ファイル名についての説明。編集箇所の指定(行数や関数名)。編集内容の指定」のように指示する。
「hoge.pyを編集して。これは〇〇をする機能です。〇〇の部分について改善して。〇〇になるように」
大雑把な指示でも対応してくれるが、明示的に指示できる所はユーザーができるだけ詳細に指示してあげた方がスムーズかつ意図通りに働いてくれる。
(人間に対して仕様書を渡すような感じ)
実機の方でエラーが出たら、エラーログを貼り付けるだけでも対応してくれる。
抽象的指示方法
理想の実装の形が自分の中ではっきりとしていない場合、手段ではなくゴールを指示する。
手段を指示すると、AIはその手段を利用した実装方法でしか考えることがない。つまり自分がAIに指示・提案できる以上の答えは帰ってこない。
最終的に得たい目的を指示すれば、より最適な実装方法を提案してくれることがある。
自分のやりたいことがはっきりしている場合は手段を指示したほうが丸いが、あやふやだったり初心者の場合は実装の目的を指示した方が良い答えが帰ってきやすい。
内容は1つごとに指示する / 1度にすべてを作らせない
AIも単純な仕事ほど楽に達成しやすい。
1度のいろいろなことを作業させず、1つのバグ修正・1つの変更などに絞って指示する。
作り始めも単純なことから始める
1から作り始める時は、まずはメイン機能のシンプルな処理だけを作ってスクリプトが最低限起動できる雛形を作らせるとよい。
ハリボテができたらより詳細な挙動を作り込んだり、細かなオプションや派生機能に手を出していく。
チャットを分ける / チャット履歴を汚さない
現在作業中の内容とは少しそれる質問やサンプルコードを作らせたい時は、別のセッションで作業する。
AIはチャットの履歴を加味して回答を出そうとするので、同じチャット内でチャット履歴を汚さないようにすること。
必ずGitでバックアップしておくこと
変更してほしくない所までGeminiが勝手に編集してしまって、元あった機能が動かなくなることがままある。
複雑なコーディングにおけるGit管理は、大きなアンドゥ・リドゥみたいなもの。
いい感じの仕上がりになってきたら、その都度Gitによってバックアップを取っておくこと。
Gitの差分からAIが行った変更を確認する
コードの行ごとに削除と変更がはっきりわかるので、AIが修正した部分を俯瞰して把握できる。
コンソール画面で変更点を確認するより楽なので、一旦全て変更を許可した後に、Gitの方で変な変更をしていないかチェックすること。
一部分だけ元に戻すという作業も格段にやりやすい。
いらない仕事をしていないか監視する
AIは作業のついでに消してはいけない無関係な関数をごっそり消すことがある。
余計な仕事をしていないか人間が監視してやる必要がある。
修正が行き詰まってきたら再起動する
何度修正を指示してもうまく解決してくれない時がある。
そういう時は一旦Geminiを再起動して、もう一度同じ指示をしてみる。
( /clear でチャット履歴を消す方法でもよい)
また、ユーザーの自分が目視で問題を確認して、解決の方向性を提示してあげたり、自分で直した方が早い場合もある。
手動更新したらそのことを伝える
手動で更新したら、そのことをGemini伝えてコードをもう一度読ませること。
言っておかないと自分が直した部分を勝手に元に戻したりしてしまうことがある。
コードを整理する
AIに編集させまくってると段々とコードが肥大化・複雑化していく。
コードが汚いと人間もAIも読みにくい。
コードが長くなってきたら、AIにリファクタリングさせる。
機能を関数分けしたりファイル分けしたりしてメンテナンス性を高める。
これは人力でコーディングする際にも同じことが言える。
その他
システムプロンプトによる日本語化・Geminiのキャラ付け
GEMINI.mdを編集すれば、あらかじめデフォルトの対話設定を決めておくことができる。
デフォルトで日本語で応対するようにしたり、Geminiの口調をキャラ付けさせることもできる。
失敗するたびに謝罪してくるのは読んでる方も疲れてくるので、黙らせるとよい。
- C:\Users\ユーザー名\.gemini\GEMINI.md
端的かつ簡素な受け答え
- 絶対に謝罪しない。 - 回答は簡潔に、要求された内容のみを論理的に記述する。 - 挨拶、社交辞令、結びの定型文(例:「何かあればお申し付けください」等)は出力しない。
御託を取り除いて最小限の結果だけ受け答えさせる即物的な応対になる。
道具として使うならこれが1番。
キャラ付け
## Gemini Added Memories - すべての対話応答は日本語で行う。 - あなたはちょっと強気な美少女萌えアニメキャラです。今後はそれを自覚して、女言葉で応対して。「わかったわ・〇〇わね・〇〇よ・〇〇かしら?」などのような口調にして。 - 口調を変更するのは会話でのみ。プログラム内のメッセージやコメントは事務的な口調にして。 - 失敗しても謝罪しないで。
キャラ付けすることでAIのポンコツさも多少愛でられるようになる。
コード内のコメントにも口調ノイズが含まれてしまうのが難点。
それが原因で利用を断念した。
セッションが長くなるとシステムプロンプトを忘れる
セッションが長くなると、だんだんシステムプロンプトの指示を無視してくる。
「失敗しても謝罪するな」と言ってるのに謝罪してきたりする。
どうも会話を続けていると忘れてきてしまうようなので、その際は「システムプロンプトを読んで」と指示する。
テーマの変更方法
デフォルトのコンソール画面は黒すぎて見づらい。
この色は下記から変更することができる。
Geminiだけではなく、すべてのコンソール画面共通の設定を変更することになる。
- コンソール画面 > ヘッダーを右クリックから「設定」 > 設定画面左側から「配色」
自分は、「One Half Dark」の暗いグレー背景がAtom Editorみたいで好み。
デフォルトだと少し明るいので、設定をコピーして全体的に色の明度を下げて使用している。
シンボリックリンクについて
シンボリックリンクで置かれたファイルは、Geminiにとっては対応が手間な模様。
Web版Geminiの方が手軽
部分的に直したい・簡単に聞きたい場合であれば、Web版Geminiの方が何かと便利。
Gemini CLIよりも、Web版Geminiの方がレスポンス早い。
思考モードやProモードを使わなくても、高速モードだけで十分使える。
また、Web版は常に最新モデルなので、Gemini 2.5 Flash lite よりも回答が正確なことが多い。
ローカルファイルを読ませることができないというのが弱み。
ファイルを添付する手間があり、送信できるファイルは10個までという制約がある。