Blenderには裏ワザのようなものが山程ある。
そしてそれはBlender内で説明されていないことが多い。
その中でも実用的な機能を紹介する。
もくじ
メニュー操作
「 A 」でパネルメニュー開閉
Nキーのサイドバーや、プロパティエディター上のパネルで、「 A 」キーを押すとパネルを開閉できる。
マウスでヘッダーをクリックする必要なく開閉できる。
選択したパネルメニュー以外をすべて閉じる
- Ctrl + パネルのヘッダーをクリック
目的のパネル以外を一度に隠せる。
タブの切り替え
- タブの上にマウスを置き、マウスホイール回転
プロパティやユーザー設定ツールシェルフなどのタブ
プロパティやユーザー設定で、中ボタンドラッグ
画面を持つようにスクロールできる。
プロパティの調整
プロパティであればあらゆる場所で利用できるので便利。
数値のプラス / マイナスを反転
- 数値入力フィールドで、マイナスキー
四則演算
- 数値入力フィールドに数式を入力して決定
-+*/などの数式を利用できる。*2で2倍や、*.5で半分などと活用できる。
プロパティをデフォルト値に戻す
- 数値入力フィールドで、バックスペース
すぐさま元の設定に戻すことができる。
自分の設定した値を消して元に戻したい時に便利。
ただし、最初にあった設定がBlenderのスタートアップ設定の場合などがあるため、黒色や0.0になることがある。
数値を微調整
- 数値入力フィールドで、Alt + Ctrl + マウスホイール回転
数値を上下できる。
複数のプロパティを一括調整
- 数値入力フィールドで、ドラッグして一括選択
トランスフォームのような並んでいるメニューで、一括入力することができる。
クリックして選択する必要なくコピー / ペースト
- 数値入力フィールドの上で、Ctrl + C / Ctrl + V
- トランスフォームなど3軸をコピペするなら、Ctrl + Alt + C / Ctrl + Alt + V
数値入力する場所にホバーしている状態であれば、クリックして内容を選択する必要なくコピーすることができる。
これは色やオブジェクトのプロパティなどに関しても使うことができる。
この方法でテキストをコピーすると、4096文字までしか取得することはできないようだ。 長文をコピーしたい場合はクリックして中身を選択してからコピーする。
対象オブジェクトを3Dビューから直接選ぶ
- オブジェクト選択フィールドの上で 「E 」キーを押す
オブジェクトのピッキング選択ともいう。
モディファイアなどでの対象となるオブジェクトの選択で、オブジェクトのリストが多すぎて選択しにくい場合、カーソルがスポイト状態になり、3Dビューでオブジェクトを直接選ぶことができる。
ポップアップメニュー内ではできないので注意。
その他調整
マウスホイールでコマ送り
- Alt + マウスホイールを回転
フレームを1コマずつ移動でき、カレントフレームの微調整ができる。
複数オブジェクトの設定の一括調整
- altキーを押しながら数値入力やオンオフなどボタンクリックをする
選択中のオブジェクト全ての値が変更できる。
モディファイアやコンストレイントの設定を一括変更する場合は、同名のモディファイアのプロパティ設定が変更される。
その他
キーマップ検索
設定のキーマップの検索で、下記のように入力しても検索できる。
- LMB(レフトマウスボタン) 左クリック
- RMB(ライトマウスボタン) 右クリック
- MMB(ミドルマウスボタン) 中クリック